申請に四苦八苦した友人の体験

先日東京で事業を行っている友人から「IT導入補助金業者申請を行って何とか通ることができた」という連絡がありました。

その方は友人が普段から仲良くしている方に「どうしてもIT導入支援事業者になってほしい」と依頼され、その事業者になるための申請を行って何度かの修正を経て最終的には通ることができたようです。

まずIT導入支援事業者としての申請に通るかが不安だったようです。

なぜかといえばその友人の業務は属性としてはITよりもは経営コンサルに近いので、「取れるかどうかは分からない」という状態での見切り発車的な申請を行ったようです。経営コンサルがメインでこれにホームページをつけて付加価値を高める事業を行っています。

ただ実際はITコンサル業務をメインに行っている方も「IT導入補助金業者」と認められることが大半です。ただその方は申請部門の担当者からかなりのツッコミを入れられたようでけっこう厳しかったという話はしておりました。

1度目は業務の目的がはっきりと定まっていないということで要修正をされて、2度目は履歴事項全部証明書の提出が不完全での要修正で3度目で通ることができたようです。

その友人の方も自身の経験を通して「補助金の申請を通ることはそんなに難しくない。ただ何度も修正を経ないと通らないと思うので、時間のない方は社労士・中小企業診断士・行政書士などの書類作成の専門家に頼んでしまった方が良いのではないか」ということは言っていました。

 

どのような点で問題があるのか

1つ目はその友人の行ったIT導入補助金の申請は100万円の経費を使って50万円が返ってくるというものでした。ですので半分の50万円は自己負担です。また先に100万円を使ったことを証明して申請が通った後に50万円がバックされるという仕組みになっています。ということなのでまず100万円をホームページなり・アプリなりに先に投資しなければならないということです。

2つ目はIT導入補助金の補助対象経費(どこまでが補助金の対象として経費がバックされるか)の点が初心者の方には難解に感じるかもしれないということです。その補助対象の経費は次の通りです。

イ:システムなどのパッケージソフトの導入
ロ:クラウドサービスの導入
ハ:クラウドサービスの導入初日から1年分までのサービス利用料・ライセンス・アカウント料
ニ:パッケージソフトのインストールに関する費用
ホ:ミドルウエアのインストールに関する費用
へ:動作確認による費用
ト:ソフトウエア・サービスなどのIT導入に伴う教育や操作指導に関する費用・コンサル費用
チ:社内や取引先向けのホームページ制作サービスとしての初期費用
リ:運用開始日からの1年間のWEBサーバー利用料

その友人の方はトとチの業務を主に行っているのですが、IT導入補助金業者のイメージはイやロとかでないと難しいのではないかという感じがあったようでなかなか通ることが難しいのではないかと考えていたようです。

その方は最初IT業者としてのアピールをするために、イにチの業務を行っているという申請をしてしまったようで、そこを審査担当の方に指摘されてしまい、「堂々とトとチで申請してほしい」という依頼があったようでその通りに申請したら通ったようです。堂々と正直に申請した方がいい結果が出るかなという感じを受けると聞きました。

3つ目はIT導入補助金業者に対して生産性向上に係る情報(売上や原価など)を5年間も報告しなければならないので、その情報を教えてもいいとなるとかなり限られます。夫婦・兄弟などの親戚や仲のいい友人とかでないとおそらく報告をしたがらない方が大半といえます。これがIT導入補助金制度の普及を妨げている大きな障壁になっているのではないかと思っています。

補助金の申請が面倒がなってしまうのは仕方ない

補助金の補助対象者は一定の要件を満たしても必ずいただけるとは限りません。

納期をクリアすることはもちろんのこと、補助金の種類によってはその中でも先着しないといただけないケースがあったりします。この点は要件を満たすと必ずいただける(補助金よりも厳しいことが多い)という助成金よりもハードルが高くなっているかなという気がします。

補助金にしても助成金にしても公金として資金をいただくわけですから、書類の作成が面倒であったり・審査が面倒だったりすることもやむを得ないのではないかと思っています。

もし補助金申請などでお悩みの方は信頼できる専門家の方のアドバイスを受けたり、場合によっては申請代行を依頼してしまった方が良いかなという気がします。

一般の方であれば数日悩んでも解決できないことをプロの方であれば数分から10分程度で解決できることがほとんどです。

この時間というものを考えるとプロの方に依頼してしまった方が効率的にも良いと思います。