はじめに

補助金や助成金の申請が通った後は事業計画書というものを書く必要が出てくることもあります。でないとせっかく申請した補助金や助成金をいただけないこともあります。

実は補助金の申請よりも事業計画書の作成の方が難しいとも言われていますので全く気が抜けません。補助金をいただくこともやはり簡単ではないなという気がします。

会社概要など様々なことを書く必要があります

事業計画書に書かなければならない内容を記載していきます。

 

会社概要

自社の会社概要について書いていきます。創業年数や製造業などの古来型の企業・情報産業のように平成型の企業もあります。事業内容についても会社によっても強い分野と弱い分野があります。事業概要を丁寧にまた正直に節女栄することによって審査する方に補助金についての意義を理解していただくという意味も入っているのかなという気がします。

 

事業環境の変化や課題

補助金事業に取り組むようになった経緯や必要性を書いていきます。変化する社会環境にあたって自社の強みや弱みそして今後の課題なども書いていきます。課題だけでなく今後の解決・改善案を出すことも重要になります。新規事業を行う上での肝の部分ともいえますので大事なところになってきます。

 

市場や顧客そして競合事業の状況

自社の事業内容や業界などの全体面で事業の直面しているプラス面やマイナス面を書いていきます。

例えば日本全体でこのブランドへのニーズが高まってきている・都市部だけでなく地方でも参入企業が増えて今後競争が激化してくるなどの内容を記述します。社会や経済全体の流れも外すことはできません。

経営資源

人材・備品・資産などのいわゆる人・物・カネと言われている部分で他社よりも優れている・劣っているところを書きます。経営者・社員も含めてスタッフ全体が情報共有をできている・設備や施設が古く生産性が低くなってしまうなどの内容を描きます。

課題の抽出

事業の直面しているプラス面やマイナス面に対して自社の優位性や課題を解決する内容を書いていきます。

例えば自社の蓄積したノウハウを生かして顧客にブランドを生かした新製品・関連商品を開発していく・競争に対抗するために新たな機器を導入して生産効率を上げていくなどの課題を書いていきます。

 

具体的な実施事項

事業のスケジュールを具体的に書いていきます。補助金をいただくことで何にどのような投資を行うのかを明確にしていきます。またそこにどのようなメリットがあるかを紹介することが大事になります。できれば図や写真などを使って審査する方に具体性を持たせることが重要になってきます。品質・納期・人数・売上・利益・コストなどの具体的な数字を挙げることができればさらに好印象を得られると思われます。

 

スケジュールや社内体制

事業のスケジュールをさほど無理なく確実に実行できるような説明をする必要があります。社内検討・見込見積・導入・研修訓練などの内容を書いていきます。工程ごとに誰が・いつ行うのかなども書くことができるとベターです。

経営・生産・営業は誰が行うのか。事業や企画のリーダーは誰なのかなどの体制作りをアピールしていきます。

 

収支計画

事業開始後の数年間の計画目標を算出します。売上・コスト・利益などの数値を出して行きます。製造業などでいえば減価償却費・システム開発でいえばメンテナンス費用・サービス業でいえば売上増加に伴う人員の増加などもそこに見込んで算出していきます。借入状況も含めて無理のない現実的な数値を上げておくことがポイントとなります。

 

補助金を出してでも応援したいという魅力を伝えること

補助金を活用して事業が成長することで行政や地元の方に応援していただけるようにすることが第一の目的になります。審査する方が一目で納得するような方法で書くのが一番です。

ただ審査員の方もすべての業界・事業に精通しているわけではありません。自分の経験や知識を生かして難しいことを描いてアピールすることは好ましくありません。可能な限り分かりやすく社会経験の少ない学生や新人社員の方でも分かるような内容で書くことを目指していくことが理想といえます。誰にでも分かるような内容で書くことが申請書類を出す上で最も重要なことといえます。

 

事業計画書を書くことができない方は

ただそれでも事業計画書を書くことができない・忙しくてそんな余裕なんてないなどの方は専門家のアドバイスを受けながら書くことがいいのかなという気がします。

さらにその専門家の方と何年来の付き合いでお互い何でも分かっているというのであれば具体的な会社概要・事業内容・売上などの数字のデータを専門家に預けた上で専門家の方に任せるのもありといえるでしょう。

ただかなりの情報を預けることになりますので本当に気心の知れた方以外には行わない方が無難といえます。できれば自分自身で作ることをオススメします。

 

 

※参考文献:中小企業のための補助金・助成金の徹底活用ガイド2017・2018年度版